優しい弱い卑怯

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映画

秩序の中で

キネカ大森で『サウルの息子』と『ロブスター』を観てきた 無理やりに共通点を見つけるのであれば それは主人公二人が、自分ではどうしようもない秩序の中で生きていること(それはたぶんどんな人間でも同じだけど) そして二人とも墓穴を掘ることだ 秩序とい…

トレインスポッティング

この有名なポスター 普通の生活と紙一重のところでヘロインにハマる主人公 「普通」な幸せは選ばない あっさりと赤ん坊を死なせてしまったり 自分がきっかけで彼女に振られた友人をヘロインに引き込んでしまったり 倫理性の欠片もないようでいて フラッシュ…

七人の侍

黒澤明監督の七人の侍を観た。 今更ながら。 音割れがひどくて、日本語字幕をつけて観たけれど、その魅力、というか迫力は一切失われなかった。 見せ場がエンドレス まずキャラクターの作り方がうまい。 百姓と侍の間の存在としての菊千代 「理想の侍」の島…

ひそひそ星

私が初めて園子温の優しさを感じたのが 『ヒミズ』を観た時だった 「希望に負けた」とどこかで言っていたと思うけど 「普通」に生きている人間が「普通」に生きられないことを描くことに衝撃を受けた 衝撃を受けたというか 悩んでいたこと、考えていたことを…

デッドプール

グロが苦手なわたしがデッドプール観てきました 「キングスマンが面白かったなら大丈夫」 という言葉を信じてみたのだけど キングスマンよりはキツくてリアクション芸人のように動揺してました それはさておき デッドプールのキャラクターほんとうに好きだっ…

ビッグフィッシュ

これまた大好きな映画 監督はティムバートン あらすじといたしましては おとぎ話のような過去しか話さない父親 息子はずっと本当の過去が知りたくて 何度も尋ねるけどそのたびにはぐらかされておとぎ話をきかされる 息子は父親に失望し不仲になっていく 結婚…

ヒミズ

私の好きな映画のひとつがヒミズだ。 原作ファンからは不評なようだけど、わたしはあの描き方は好きだった。 園子温監督は優しい人間で、人間の醜いところも美しいところも知って、それでも人間に希望を捨てず、人間を好きでいるのだなあ、と感じた。 わたし…

8 1/2

フェリーニの『8 1/2』を観た。 芸術だった。 「小説にしろ、絵画にしろ、芸術において大切なのはテーマではなく描き方だ」と誰かに教わってから、わたしはそれに納得して信じているのだけれど、その考えに従えばこの映画はまさに芸術だった。 カメラワーク…